脱サラアフィリエイター・ブロガーの3つのリスク

僕は会社員時代に、3ヶ月に1回以上、会社辞めたいと思っていました。

最初に会社を辞めたいと思ったのは、入社日でした(笑)

会社のホームページには月給24万円程度とあったのですが、実際に入社してみると、それは古い情報だったらしく、22万円くらいに下がっていました。この時点で詐欺ですが、他に働き口もないので、とりあえず入るしかないというのが労働者の立場の弱さです。

さらに、22万円の内訳は、ボーナス込み、見込み残業月60時間となっており、基本給は14万強でした。実際に働いてみると、残業60時間ではおさまらず、時給にすると最低賃金よりも低くかったです。福利厚生は最低限のモノは支払われていましたが、会社への不信感は募るばかりでした。読者の皆さんの中にも同じような条件、もっと悪い待遇を受けている方も少なくないのではないでしょうか?

また、僕は会社員時代、通勤時間が片道1時間ちょっとでした。往復で2時間半くらいなので、1か月で50時間は電車の中で過ごしていることになります。まさに人生の浪費ですね。しかし同僚には僕以上で、片道2時間以上という人もいましたから驚きです。

国の定める「過労死する危険性のあるライン」は、月80時間以上の残業となっているので、片道2時間の通勤だけでオーバーしてしまっている状態です。その人は、席に座っていけるし思ったより楽とは言っていましたが、実際には転職活動をするのが嫌というのが本音のようでした。

もし通勤の80時間を使ってバイトすれば、8万円の収入になります。実際にはバイトの移動時間なども必要ですが、時間の価値を考えると、毎月8万円のロスとなります。僕の場合はバイトではありませんが、自宅でネットビジネスをしているので、通勤時間が0です。会社員時代と比較すると、月に50時間分も自由に使える時間ができました。

サラリーマンであれば誰しもが一度は脱サラしたい、フリーランスで自由にやっていけたら、と夢を見ることがあるのではないでしょうか。しかし、実際に脱サラしてみると、思わぬ出費やリスクがあります。

いつかは脱サラしてみたいという方や、これから独立しようと計画しているという人は、こんなリスクもあるということを知っておきましょう。また、そのリスクを回避するための準備を整えましょう。

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収入が無くなる・不安定になる

これは皆さんも十分に理解していると思いますが、フリーランスは収入が非常に不安定です。僕はネットビジネスを始めた当初、1か月の平均収入が10万円くらいでした。しかしこれはあくまで平均で、繁忙期には一気に収入が増えて25万円も売り上げたと思ったら、翌月には5万円まで売上が下がるという感じでした。

また、ブログ広告は成果が発生しても、報酬が確定するのに審査があり、1ヶ月~2ヶ月かかります。さらに審査を通って、成果が確定してから、実際に銀行にお金が振り込まれるのに2ヶ月もかかります。つまり、今月発生した売上が銀行に振り込まれるのは、3ヶ月~4ヶ月先なのです。銀行の通帳を見ても、何カ月も前仕事の支払いなので、喜びもほとんどありません(笑)

収入が不安定ということは、大きな買い物をするのも勇気が必要です。例えばクレジットカードの支払いは2か月後ですが、広告収入の振り込みがいつになるのか不確定では使えません。もし残高が足らずに引き落としがされなかった場合、借金となってしまい14.00%の利子がかかってしまいます。怖いですね。

自営業やフリーランスは、この収入の不安定さによって、様々な不安や不自由を覚えることがあります。

収入がなくなる・貯金が減る恐怖

特に独立1年目は、大幅に収入が減る可能性が高いです。支出を減らす努力はもちろん必要ですが、どうしても足らない分は貯金を切り崩して生活することになります。収入がいつ上がるのか、いつか貯金が尽きてしまうのでは、といった恐怖がこみ上げてきます。

  • 可能な限り支出を減らす
  • なるべく貯金を多くする
  • 独立前にビジネスを軌道にのせておく

お金が無い時は、まずは節約するのが基本でしょう。どうしても人は生活水準を下げることに抵抗を覚えてしまいますが、それを我慢できないのであれば脱サラするのはやめるべきです。

僕の場合は、もともと一人暮らしでしたが、脱サラすると決めてから実家に戻り、1年間は生活費を抑える生活をしました。お昼ご飯もおにぎりを持っていくか、時間の無い時はコンビニパンを200円までに抑え、飲み会や遊び、贅沢を極力減らしました。

外に出るとお金を使ってしまうので、休みの日はネットビジネスの準備をするか、テレビを見るかゲームをして家ですごしました。急に収入を増やすことは不可能なので、支出を減らすことが最大の貯金になります。

とはいえ、必要なモノを削ることはできません。例えば僕の場合、ネットを見ている人が全てお客さんになるので、パソコンとスマートフォンを自分も持つ必要があります。ユーザーが実際にどのように操作して、ユーザーからはどう見えているのかをチェックします。スマホは高いからガラケーにしよう、とは思いませんでした。

また、貯金を貯めるためにバイトをするのも、あまりおすすめしません。起業のためにお金が必要であれば仕方ありませんが、使える時間は将来のために勉強に使うか、割り切ってリフレッシュします。無理にバイトをして体と心に負担が増えてしまうと、本業・副業ともにうまくいかなくなりますし、独立した後も、仕事から逃げたようになってしまうのは精神的によくありません。

僕は平日の時間のある時、休みの日を使って、ネットビジネスを先行して始めていました。独立したはいいけれど収入が0では不安ですし、家族や周りの人に迷惑や心配をかけることになるので、ある程度性能の目途を立てておくことは大切です。僕の場合は独立時に月10万円ほどの利益を確定させていたので、専業として集中すれば半年で3倍くらいまでには伸ばせる見込みがありました。

独立する場合は、自主退職になると思いますが、この場合、失業手当は離職後、申請してから3ヶ月を経過しないと支給されません。万が一、事業が上手くいかなくなっても、最低でも3か月間は自力で生きていく必要があります。

健康保険・国民年金の負担

会社員の大きなメリットの一つに福利厚生が整備されていることがあります。具体的に言うと、健康保険や厚生年金の半額を会社が受け持ってくれます。しかし自営業やフリーランスの場合、すべての負担を自分で賄うことになるので、単純計算で2倍の負担となります。

特に、健康保険の支払いは前年度の所得をベースに計算されるため、収入が減る独立1年目の支払いが厳しくなります。

健康保険は退職後に2つの保険から選ぶことができます。会社で入っていた健康保険を継続(任意継続)するか、市町村が運営する国民健康保険(国保)に加入することになります。また、親もしくは配偶者(奥さんでもOK)が会社勤めの場合は、扶養に入ることも可能です。

会社の保険を継続するメリットは「傷病手当」と「出産手当金」を受け取ることができます。ただし、保険料は高くなります。保険の継続の有無は退職日から20日までに申請をしなければ失効してしまうので、注意が必要です。国保はこの2つの手当がなくなりますが、保険料がやや下がります。

会社の福利厚生のもう一つの主軸である、厚生年金は独立すると継続することはできません。医師会など独自の保険組合を作っている事業者もいますが、それ以外の一般的な自営業者は厚生年金から外れます。ただし、国民年金はすべての国民が加入の義務があるので、継続して支払いが発生します。

つまり、退職すると厚生年金から外れ、国民年金の支払いのみとなります。月々の支払は厚生年金分減るので、負担は少なくなります。ただし、当然ですが支払いが減った分、将来受け取れる年金も減るということを認識しておきましょう。

現在の年金受給者の平均受け取り金額は、厚生年金10万円、国民年金5万円くらいとなっています。会社員の夫と、専業主婦の夫婦では、厚生年金10万円と、国民年金5万円x2人分で20万円程度と言われています。奥さんがパートやアルバイトをしていたとしても、厚生年金へは加入しません。

もし夫が自営業やフリーランスになった場合、厚生年金の10万円分が無くなりますから、夫婦合わせても毎月10万円の年金しか受け取れなくなります。退職金もでません。毎月の支払い負担が減る一方で、将来の収入が減るリスクも理解しておきましょう。独立するということは、自分が社長となるわけです。時間の使い方や、支出・貯蓄の管理など、すべて自分でコントロールする必要があります。

自営業は社会的信頼が低い

収入が不安定な自営業やフリーランスは、社会的信用が低いとみなされます。このためローンを組んだり、賃貸を借りる際に審査に引っかかる可能性があります。

社会的信用が低いというのは、あなたが嘘つきだと言っているわけではありません。ここで言う信用とは「支払い能力」です。

社会的信用のもっとも重要視されるポイントは「安定収入」です。将来に渡って、継続的に一定の収入があることが求められます。社会的信用性が最も高い職業は、公務員でしょう。国が無くならない限りは原則としてリストラもありませんから、一定の収入が担保されています。ここでは収入額の多さよりも、確実性を重視されます。

例えば、マイホームは人生の中で最も高額な買い物だと思います。3000万円くらいの借り入れを30年という長期間に渡って返済することになります。公務員であれば、30年という長い期間でも、倒産するということはまずありませんから、コツコツと返済することができます。一方で一般企業の場合は、もしかしたら30年の間に会社が倒産してしまうかもしれない、転職期間中は収入が減るかもしれないリスクがあります。このため、会社員は安定性という意味で、公務員よりも信頼性が低くなります。

自営業の場合は、さらに信用性が低くなります。僕のケースで言えば、振り込みが2か月後なのか3か月後なのか分からない。しかもいくら振り込まれるのかすぐには分からないので、非常に不安定な収入ということになります。

また、仮に今月に100万円の売上があったとしても、もしかしたら大きなミスをしてしまい、来年には収入が0円になっている可能性もあります。会社員であれば、社員ひとりが大きな失敗をしても、会社自体が倒れるということはそうそうありません。しかし、自営業の場合は、1度のミスで致命傷になる可能性もあるのです。今の収入がいくら多くても、継続して返済する能力は、低いと判断されてしまうのです。

会社員であればもし勤め先が倒産してしまっても、転職すればよいです。しかし自営業の場合は、倒産後の事務所の後始末や、事業借り入れした負債などが残ってしまいます。もちろん自営業者や起業した人の誰もがそうなるとは限りませんが、リスクの高い職業と捉えられてしまうのは避けられません。

もちろん自営業者であっても、確定申告をしており、十分な収入を実証できれば問題はありません。
ただ、独立1年目で確定申告をする前や、十分に収入がない場合は信用が全くない状態になります。クレジットカードを作ったり、引っ越しなどもできなくなるので注意が必要です。

雑務・業務の増加と、キャリアから外れる不安

脱サラすると、様々なしがらみからの解放感は最高ですが、同時に普通の人とは別の道を歩むというリスクとなります。

例えば、一般的な企業であれば、先輩社員が指導してくれ、失敗を繰り返しながらも数年すれば、会社からも一人前として認められます。しかしひとりで仕事をしていると、比較対象がありませんから、自分のスキルがどれくらいなのか測りにくくなります。また、会社員として求められるスキルと、自営業で必要なノウハウは大きく違います。

例えば、営業職であれば電話の仕方やプレゼンテーションのスキルを磨きますが、システムや技術的な知識は不要です。いろいろな業務があるとはいえ、一定の範囲内に集中することができ、ノウハウも専門科することができます。

しかし独立してひとりで仕事をするとなると、取引先との連絡から、商品の品質管理、売り上げ計算やデータの管理、確定申告の作成や健康保険・年金・納税の振り込みなど、これまで総務の人や、アルバイトが担当していたことも全て自分ですることになります。

知識の幅は広がりますが、専門性は少し薄れてしまうかもしれません。また、分からないことがあっても、教えてくれる人がいないため、すべて自分で勉強する必要があります。もし先輩に聞くことができれば、10分で解決方法がわかる問題を、自分で調べたら1日かかってしまうということもよくあります。

会社員であれば、業務が増えて残業すれば手当がつくかもしれませんが、自営業の場合はいくら残業しても売上が上がらなければ収入は増えません。また、事業が軌道にのって法人化すれば、人を雇うこともできるかもしれません。しかし、法人化の方法や、人を雇うための契約書の作成、会社の雇用制度の作成などはすべて自分でしなければなりません。教えてくれる知人がいればよいですが、基本的には自分で勉強することになります。

会社の制度や書類作成は、売り上げには直結しませんから、なかなか力が入りませんが、最悪の場合、訴訟問題にもなりかねませんから、しっかりと整備する必要があります。事業が軌道にのるまでは、会社員よりも仕事をしているという人が多く、売り上げを作りながらも雑務もこなすマネージメント能力も求められます。

脱サラによって自由を得る代わりに、大きな責任とリスクをコントロールすることが求められます。

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『脱サラアフィリエイター・ブロガーの3つのリスク』へのコメント

  1. 名前:ryouji 投稿日:2016/03/01(火) 03:56:38 ID:adb182bb9 返信

    こんにちは。ランキングからきました。

    今の時代、何をしても不安定なものが多すぎますね。

    自分でお金を稼いでいく手段を作っていくことが大事になってきますね。

    参考になります。ありがとうございます。

    • 名前:管理人 投稿日:2016/03/01(火) 08:40:55 ID:41bc22b68 返信

      コメントありがとうございます!

      お金が全てではないとはいえ、最低限のお金は必要ですからね。
      そして、その最低限のお金を稼ぐのも大変です・・・

      副業はリスクヘッジになりますし、副業で培ったノウハウが本業で生きることもあるので、良いことずくめです!

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