新築一戸建てにはいくら必要?諸費用まとめ一覧

新築一戸建て住宅を建てたい!と誰もが一度は夢見るでしょう。親世代であれば、そんな贅沢もそれほど珍しくはありません。ぼくの両親も、父親は普通のサラリーマンで母親は専業主婦でしたが、父が40歳くらいの時に一戸建てをたてました。バブルの真っただ中で給料もよく、祖父母もお金を貯めこんでいたので、いくらかの援助があったのでしょう。羨ましい限りです。

新築一戸建てを建てるには、いったいいくら必要なのか、諸費用をまとめてみました。

マイホームを一から設計して建てるという場合は、分譲住宅と違って、いくら建てれますという目安がありません。土地を広くすれば価格は上がりますし、建築材料の質にこだわれば高くなります。時期によって材料費や建築士を雇う金額も変わってきます。諸費用を含めて総額いくらまでなら用意できる、という予算の上限を決めてどんな住宅にするのか考えましょう。

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新築一戸建てにはいくら必要?

家を建てると一言にいっても、様々な準備が必要になります。まずは土地探しになりますが、日当たりや駅からの距離、都市部か郊外か、自治体の公共サービスは充実しているかなど、考えることは沢山あります。住宅の建築も、どんな素材にするか、キッチンやバスタブのブランドはどこにしようか、庭にどんな木を植えるかなど決めることはゴマンとあります。

住宅ローンを借りるための手続きや、必要な書類をそろえるのに1ヶ月以上は時間がかかりあす。もちろんマイホームができたら引っ越し準備も必要です。

やるべきことはたくさんありますが、それぞれの段階でお金の支払いもともないます。

土地購入に必要なお金

項目 概算費用
登記 30万円
仲介料 土地価格×3%
土地ローン手数料 100万円
固定資産税の清算金 10万円
不動産取得税 土地価格×3%
収入印紙 1万5千円
合計(3000万円借り入れの場合) 約320万円

3000万円の土地を購入した場合、約320万円の手数料がかかります。土地の購入と住宅ローンは別になります。基本的にローンでは9割までしか貸してくれませんので、1割の300万円は頭金として準備する必要があります。

住宅ローンやつなぎ融資の諸費用を考えると、10割融資にしてしまうという方法もあります。

固定資産税は、1年分をまとめて支払います。そのため、購入する土地の固定資産税は現在の持ち主がすでに支払っている状態なのです。もし6月に土地を購入した場合は、残りの6カ月分の固定資産税を清算金として、支払うことになります。

住宅ローンを借りるために必要なお金

項目 概算費用
事務手数料 ローンx2.16%
保証料 50万円
団体信用生命保険料 ローン金利+0.3%
火災・地震保険料 30万円
収入印紙 2万円
合計(3000万円借り入れの場合) 約264万円

住宅ローンを借りる時には、少なくない諸費用がかかります。3000万円の借り入れをした場合、約264万円の手数料がかかります。また、住宅ローンは住宅価格の9割までしかお金を貸してくれません。3000万円の住宅費がかかる場合、1割の300万円は頭金として自分で準備する必要があります。

土地の購入と建築費で頭金が出せないという場合は、10割融資の住宅ローンを借りるという方法もあります。ただし、金利が0.5%前後高くなってしまうので、注意が必要です。

保証料や団信が無料で利用できる住宅ローンもあるので、できるだけ諸費用の安い銀行で借りるようにしましょう。

家を建てるためのお金

項目 概算費用
つなぎ融資 30万円
初穂料・玉串料 2万円
大工さんへの差し入れ 2万円
住宅瑕疵担保責任保険料 5万円
建築確認申請費用 25万円
現場管理・設計費用 30万円
水道加入金 15万円
合計 約109万円

後ほど詳しくご紹介しますが、一戸建てを建築する際には、建築費を分割して支払うことになります。設計の際に○○百万円、建築開始時に○○百万円、工事完了時に○○百万円と、数回に分けて振り込みます。しかし、住宅ローンのお金がおりるのは、家が完成した後となります。

このため、住宅ローンを「前借り」するために「つなぎ融資」というローンを組むことになります。つなぎ融資の手数料や利子で30万円くらいの費用がかかります。

初穂料・玉串料とは、家の建設を始める前に、神主さんに祈祷やお祓いをしてもう際のお礼金です。最近では、不要な費用を抑えたいと感じる人も多いですが、伝統を重んじる建築業界では「やらない」とはなかなかできません。2万円で気持ちよく工事してもらえるならと思えば、必要経費と思いましょう。

お金を支払って家を建ててもらっているとはいえ、大工さんへお菓子や飲み物の差し入れはかかせません。大工さんの機嫌を損ねて、手を抜いた工事をされては損ですから、必要経費と思いましょう。

建築料金に入らない費用だけでも、合計すると100万円以上となります。

引っ越し・入居時にかかるお金

項目 概算費用
引っ越し代 20万円
インターネット・TV接続工事代 8万円
家具・家電購入費 30万円
外構費用 150万円
登記の費用 30万円
不動産取得税 不動産価格×3%
合計 約328万円

新しいマイホームを建てたら、家具や家電も新しくしたくなるものです。新しいカーテンをつけたり、庭の植木や装飾といった費用がかかってきます。もちろんこの費用は家庭によって大きく上がったり下がったりします。

土地を購入して、建築費も支払い安心したところで、300万円もかかるのは大きな負担です。家具や家電の費用を最小限に抑えても、登記や納税のため200万円くらいはかかります。

新生活のためのお金

項目 概算費用
住宅ローン返済 9万円/月
土地ローン返済 7万円/月
固定資産税 1.4%
都市計画税 0.3%
修繕積立金 1万円/月
合計 18万円/月

一戸建ての場合は、住宅ローンと土地ローンの2つの返済となるため、毎月の返済額は大きくなります。また、ローン返済以外でも、固定資産税や都市計画税として1年で15万円くらい納税をしなければなりません。

また、災害や老朽によってマイホームが壊れてしまった時のために、毎月1万円くらいの積み立てはしておきたいです。マンションの場合は、管理会社によって強制的に請求されますが、一戸建てであれば自分で積み立て計画を立てる必要があります。

もし両親のもつ土地を利用できるという場合は、11万円/月まで下がるので、賃貸の家賃と大きく変わらないのではないでしょうか。

新築一戸建ての諸費用の総額は?

総費用
土地購入 約320万円
住宅ローン 約264万円
建築費 約109万円
引っ越し・入居 約328万円
合計 約1021万円

ローンで支払うことができない諸費用の合計は、1000万円を超えます。新しく土地を購入し、建築するとなると莫大な資金が必要です。

土地ローンと住宅ローンの頭金をキャッシュで支払う場合、さらに600万円かかります。

これだけの費用を全て用意するのはとても大変です。一戸建てを新築するという人は、両親のもつ土地を相続したり、頭金を援助してもらうという人が多いです。

諸費用の支払いの流れ

新築一戸建てを建てる場合と、分譲住宅を購入する場合では、支払い方法が大きく異なります。
分譲住宅では、手付金として一部のお金を先払いしますが、それ以外の費用は引渡し前に一括で支払います。一方でマイホームを建てたいという場合は、分割払いになります。

家を建てるためには様々な人の協力が必要です。例えば、設計士さんや建築士、建設管理会社や、工事前には神主さんにお祓いをしてもらったりもします。それぞれの専門家ごとに支払いのタイミングも変わってくるわけです。

住宅ローンを借りれば支払いはなんとかなるだろう、と思っていたらアマいです。住宅ローンのお金が振り込まれるのは最後の最後になりますから、例えば神主さんへのお礼はあらかじめ自分で準備しておかなければなりません。

「いつまでに・いくら」支払うのかをチェックしておきましょう。

土地購入の支払いの流れ

土地を持っていない場合は、まずは土地の購入をします。

土地購入の支払いの流れ
土地を選ぶ 申込金
売買契約 手付金10%
仲介料50%
土地ローン手数料
引き渡し・決済 土地代90%
仲介料50%
土地ローン融資実行
登記 土地の所有権を国に届け出る
古家解体工事/整地作業 古い建物がある場合は解体工事が必要
敷地測量/地盤調査 測量や地盤調査がされていない場合

【1】土地を選ぶ
不動産屋に土地の紹介をしてもらい、気に入った土地があれば購入の手続きに入ります。とはいえいきなり契約とはならず、まずは申し込みとなります。このときに「申込金」として約10万円を渡します。

この申込金は購入契約をした場合は、購入費用の中に含まれますから、余分なお金がかかるというわけではありません。また、土地購入を途中で辞めた場合も、全額戻ってくるので安心してください。

【2】売買契約
土地を買うことを決めたら、売買契約に移ります。ここでは手付金として、土地価格の10%の支払いと、不動産屋へ紹介料の50%を支払います。

注意点は、このタイミングではまだ土地ローンの融資は受けれないことです。つまり、土地価格の10%と仲介手数料の50%は、自前で支払うことになります。

2000万円の土地の場合、10%の200万円とローン手数料、不動産紹介料を支払います。

【3】引き渡し・決済
土地の契約をすると、土地ローンの審査が受けれるようになり、審査が通れば契約手続きに進みます。土地の引き渡し時に、残りの90%の土地代と、不動産仲介料50%を支払います。

なお、ローンは基本的に土地費用分しか借りれないため、不動産仲介料は全て、自前で準備する必要があります。

【4】登記
不動産を購入した際には、ここの土地は自分のものになりました、という登録をする必要があります。この登録作業を「登記」と呼んでおり、専門科にお願いする場合は手数料がかかります。

ネットや本などで「登記を自分でする方法」といった情報も出回っていますが、不慣れな素人には難しく、なかなか申請が進まないとなっては困るので、ここはお金をかけるところと割り切ってプロに頼むことをおすすめします。

【5】古家解体工事/整地作業
土地を購入した際に、古い建物が立っていたり、農地など別の目的で利用されていた場合は、新しく家を建てるために解体工事や整地作業が必要となります。小川の埋め立てや森林の伐採などを含む工事の場合は、自治体からの許可が必要な場合もあります。

【6】敷地測量/地盤調査
もともと丘陵や沼地などで、新たに開拓された土地の場合は、測量や地盤の調査が必要になる場合があります。ハウスメーカーに頼めば、この作業も含めて建築をしてくれます。

住宅建築の支払いの流れ

土地を持っていなければ、建築会社との話し合いも進みません。土地の登記が終わり、正式に自分のものと認められれば、いよいよマイホームの建築に移ります。同時に、住宅ローンの申込み手続きも行います。

住宅建築の支払いの流れ
設計・管理契約 設計・管理費10%
基本設計 設計・管理費30%
正式設計 設計・管理費30%
建築契約 建築費10%
工事開始 建築費30%
棟上げ 建築費30%
工事完了 設計管理費30%
建築費30%
住宅ローン振り込み

住宅の建築費の支払いは「設計・管理費」と「建築費」の2つに大きく分けられます。また、それぞれの費用はさらに段階ごとに分けられて分割払いとなります。

家の設計をする際には、さまざまなことを決める必要があります。木造にするのか鉄筋造りにするのか。窓のサイズは?おしゃれに出窓にする?屋根裏にこども部屋を作れば大喜びするでしょう。オープンキッチンにしようか、バスタブは泡マッサージ機能をつけようか、男の子が多い家庭なら立ちトイレがあった方が便利かもしれません。

一度に設計が決まることは難しいので、2回・3回と打ち合わせを重ねて、具体的なイメージを練り上げていきます。その間、設計士さんも給料が必要ですから、設計の段階ごとに分割払いで支払いを行います。

実際に住宅の建築をする場合も同じで、契約時に10%を支払い、残りの費用は3段階にわけて振り込む仕組みになっています。

この表をみたときに、おやっと思った方は多いと思います。住宅ローンのお金の振り込みは一番最後です。住宅ローンは基本的に、物件が完成した状態でなければ、契約ができません。【1】~【6】の建物がまだない時や、建築途中ではお金を貸してくれないのです。

つまり、設計費・管理費と建築費の7割は、自前で支払わなければならないのです。実際には7割の費用をキャッシュで払うのは不可能なので、事前ににお金を貸してくれる「つなぎ融資」を利用する方が多いです。ただし、つなぎ融資はどこの銀行でも取り扱っているわけではないので、新築一戸建てを建てたいという方は、つなぎ融資のある銀行を探しておく必要があります。

住宅ローンの支払いの流れ

住宅ローンを借りて、マイホームを買った後で支払いをすればいいんでしょ?というのは大きな間違いです。住宅ローンを借りるために、手数料がかかります。

住宅ローン手続きの流れ
申し込み 数日
仮審査 数日~2週間
本審査 2週間~1ヶ月
契約 諸費用の支払い
住宅ローン融資実行 住宅費最終支払い時に振り込み

住宅ローンには、厳重な審査があります。この審査ではいくつかの条件があり、新築一戸建ての場合は、工事が全て完了してからでないと、審査にすすめません。分譲住宅の場合は最初からいくらと値段が決まっているので、どれくらい借りればいいのか分かりやすいですが、新築一戸建ての場合は、建ててみないと正確な料金はわかりません。

建築会社からの見積もりを元に、住宅ローンの本契約ができるまでは、つなぎ融資を利用するのが一般的です。

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