泣き寝入りしない!電車内での暴行・痴漢対策

自分の身は自分で守らなければいけない。当たり前ですが、体験してみないと分からないことも多いです。

去年の夏ごろ、朝の通勤時に電車内で暴行を受け、駅員さんや警察に対応を求めましたが、満足な対応をしてもらえず、犯人も逃亡してしまい泣き寝入りとなってしまいました。事後にネットを調べたところ、同じような経験をしている人も多い様でしたので、誰にでも起こりうる事件として、もし自分に同じようなことがあったらどうするべきか、紹介したいと思います。

これは僕が体験した、通勤中の電車内での暴行と、その際の駅員と警察の対応についての記録です。あくまで僕が受けた待遇であって、別の時期、別の時間、別の係員、別の駅出会った場合には、まったく違った対応をされる可能性もありますので、ご了承ください。また、自分は駅員だけどそんな仕事の仕方はしていない、失礼だという意見もあるかもしれませんが、個人ブログの日記のためご容赦ください。

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通勤中の電車内で暴行

事件が起きたのは夏の朝の通勤電車の中でした。僕は都心近郊に住んでおり、都内の勤め先まで片道1時間弱といったところです。電車通勤している方なら、わかると思いますが、電車内は混雑が激しく、すし詰め状態で一歩も動けないという日常です。汗や香水の匂いがまざり、酸素不足で頭がぼーっとします。

入口付近では、ほとんど抱き合ってるような恰好となっている人も珍しくなく、痴漢がいても気づかないのではと思うほどです。電車が急ブレーキをかけると掴るところのない人が、隣の人に乗りかかるようになるので、人間ドミノ倒しになることもあります。

とはいえ、その日は少し遅れ気味に家を出たこともあり、電車内はいつもほど混雑していませんでした。車内は混み合ってはいましたが、人と触れ合わないくらいのスペースはなんとか確保できているという感じでした。

そして、電車内で前にいた男に暴行を受けました。

男は30代後半~40代前半の170cmくらいのサラリーマンで、体格はやせ形、イケイケな雰囲気があったので営業マンかなと思います。

まず電車に乗った時から、その男がイライラしているというのは気づいており、僕は次の駅で降りようと考えていました。そして、いざ電車を降りようとした際に、足元を後ろから蹴られました。「何だ?」と思った僕は振り返ってその男を見、5秒くらいにらみ合う形になりました。車内の周りの人も異変に気付いたようで、すこしザワついていたのを覚えています。

僕は少し思考が止まっていたこともあり、動けなかったのですが、突然男が僕の髪をつかみながら「なめてんのか!」と叫び、電車外に連れ出されてしまいました。恐らくにらみ合っていたのが、男にとって、ガンを飛ばされて頭にきたのでしょう。

僕も電車外にでて心が少し落ち着き、依然として髪をつかまれたままでしたが、アドレナリンが出ていたため痛みはありませんでした。とりあえずトラブルになっているのは明白だったので「駅員さんを呼びましょう」と、相手と組み合うようになりながら、駅員を探しました。

興奮さめやまぬ男は、暴行してしまったことにパニックとなっていたのか「学生か?なめんじゃねぇぞ!」「ぶっ殺すぞ!」「痴漢しただろ!」と叫んでいましたが、殴ったりすることはなく、僕が誘導するがままに歩くことに抵抗はしませんでした。

駅員の嘘、犯人の逃亡を黙認

駅員を見つけると、電車内で男とトラブルになったこと、警察を呼んでほしいということを伝えました。すると駅員は、男と僕を引き離し、事情の説明をするようにと言われました。男がまだ「こいつは痴漢だ!」と叫び続けていたので、すぐに10人くらいの駅員が集まり、それぞれ別々に事情を話すことになりました。

僕は男に蹴られて髪を引っ張られたこと、男の主張する痴漢は嘘であること、暴行を受けたので警察を呼んでほしい、と駅員に説明しました。僕は以前にも一度、暴行を受けた経験があったので、とにかく警察を呼ぶように駅員に要請しました。

僕も少なからず興奮していたので、説明している間、どれくらいの時間がたったのか正確には覚えてません。しかし気が付くと駅に電車が止まっており、なぜか駅員が男を放して、男は電車に乗り込んでしまいました。

僕は当然男を逃がすわけにはいかなかったので、電車に乗り込み、駅員に男を連れ戻すように要請しました。しかし駅員は電車が発車しなければいけないので、僕に対してそこをどくようにといいました。

ここで僕は少しパニックになっていたこともあり、間違った判断をしてしまいました。自分は被害者であり、駅員は当然自分の見方をしてくれるはずだと思い込んでいたのです。しかし、駅員にとってはトラブルを持ち込んだ厄介者で、電車のダイヤを乱す嫌な客としか思っていなかったのです。僕はなんども要請しましたが、最後まで駅員は警察を呼んでくれていませんでした。

駅員は何もしない、警察は自分で呼ぶこと

男が電車に乗り込んだ際に、犯人を捕まえるのであれば、自分も一緒に電車に乗り込んで追跡する必要がありました。しかし僕はその判断ができず、駅員に抗議することを優先してしまいました。そ電車の扉は閉まり、勝ち誇ったようにニヤリと笑う男を連れて走り去ってしまいました。結果的に今現在でもその男は見つかってませんし、後に自分で警察に訴えにいきましたが、今でも警察が探してくれているとは思えません。

今考えれば駅員の行動は当然のことだったのかもしれません。駅員は警察ではありませんから、男を取り押さえる権利はありませんし、下手をしたら暴行罪で訴えられる可能性もあります。押した、押さないの口喧嘩は日常茶飯事だろうし、朝の通勤ラッシュを捌くためにも、見て見ぬふりをすることにしているのでしょう。僕が警察を呼ぶように何度頼んでもそうしなかったのは、最初から事を大きくしないように、なし崩しにしようという思いがあったからでしょう。

明らかに目につく傷害を負っていないかぎり、駅員が味方についてくれる可能性は低いです。仮に傷を負っていたとしても、その場で取り押さえることはせず、警察に連絡するくらいしか駅員はしないと思います。女性が痴漢を訴えた場合でも、どこまで助けてくれるのか疑問に思います。痴漢をでっち上げる悪質なケースもありますし、駅員にとっては電車の遅れの方が大きな問題ですから、いちいち対応したくないというのが本音です。

男が電車にのって逃げた後は、駅員は一気にどこかに行ってしまいました。近くの駅員を捕まえて、警察を呼んでくれと言っても、自分で呼べとしか言わず、誰も取り合ってくれませんでした。

電車内で暴行を受けた場合は、自分で犯人を取り押さえること。そして警察も自分で呼び、警察の到着まで自分で犯人を捕まえておくこと。駅員はまったく見方をしてくれず、むしろなし崩しに解決できればと思っている。ということを学びました。

病院へ搬送、警察に訴え

男にずっと頭をつかまれていたことと、精神的なストレスで激しい頭痛に襲われたため、病院に行くことにしました。以前別の件で暴行を受けた際に、病院で診断書を取ってもらうことが大切だと学んでいたので、病院に行きました。痛みはそれほどなかったものの、気づいていないだけで内出血しているという可能性もあるので、病院で検査してもらうのは重要です。

途中駅で降りてしまい、最寄りの病院が分からなかったこと、駅員への不満がたまっていたので苦情もついでに、駅長室にまで訴えに行きました。個室に連れられた際に、救急車と警察を呼んでほしいこと、もししてくれないなら自分で電話すると伝えたら、どちらも呼んでくれました。

簡単な事情聴取を受けたのち、救急車で病院に運ばれました。

病院では、救急で診察を受けるか、一般で診察を受けるのかと問われました。救急の診察の場合、料金が高くなるようです。犯人も逃げてしまったし、警察がどこまで協力してくれるのか分からなかったので、ベットだけ借りて帰ることにしました。ちなみに救急で診察を受けると5000円くらいすると言われました。

お金の支払いは、事件であった場合でも、とりあえず自腹で支払うことになるようです。もしも犯人が捕まり、慰謝料を出すという話になれば、履歴をさかのぼることはできるので、領収書だけ貰っておくという流れでした。医者の診察をうけて、暴行による障害と書いてもらえれば、警察も力をいれて動いてくれるかもしれませんが、お金がもったいないので辞めました。

病院を出た後は被害届を出すために警察に行きました。何をされたのか、どんな被害を受けたのか、男の恰好、などを3人くらいに5回くらい説明しました。別々の人に何度も説明することで、抜け漏れがなかったり、話の整合性を確認する意図があるようです。

結論から言えば、駅のビデオに映っているが、目立った外傷がない(医者の診察が無い)ため、事件性が薄いと言われました。駅のビデオは画質が悪く男の判別が難しく、その場で捕まえないと、犯人を探し出すのは難しいと言われました。また、犯人から痴漢として逆に訴えられる可能性もあるけれどいいのか、とも聞かれました。

警察の対応も非常に不快でした。被害届をだすまでは、事情聴取は親身になって話を聞いてくれましたし、書類の作成も丁寧でした。しかし、犯人を捜してくれと要求すると、態度が豹変しました。被害届をだせば満足だろう、大事にしたくないのでなし崩しに終わらせたいという、駅員の時と同じ対応でした。警察もこの手の訴えは多いのでしょう。その気持ちもわかりますが、こっちは見知らぬ男に殴られ、罵倒されているのでそれだけでは心が晴れません。

傷害・証拠がなければ警察はうごかない

2chにスレ立てしたら、傷害もないのだから被害届だけで満足しろと叩かれるだけでしょう。それは自分でもわかっています。ただそれでは、殴られ損、痴漢されて泣き寝入りするしかない、弱い立場の人は救われません。

僕はもともと地方出身ですが、上京してから、おかしな人に頻繁に出会うようになりました。満員電車の中、泥酔したおっさんが長椅子を独占していたり、静かに席に座っているととなりのおばさんから「若いもんがこんなところに座るもんじゃないよ!」と怒鳴られたり(優先席ではなく一般席です)。駅前で血を吐いているおじいさんを見たときは、事件かと少しこわくなりました。

誰しもが暴行事件などに巻き込まれる可能性はありますから、もしそうなった場合にどうするべきなのかを、あらかじめ確認しておくことは重要です。重い外傷を受けたり、ひどい痴漢にあっても、正確に行動しなければ、泣き寝入りになってしまう可能性は高いです。

駅員は赤の他人、助けてくれない

もし電車内や駅で被害を受けた場合、まず駅員に助けを求めようと考えると思います。これは正しい判断ですが、決して駅員を信頼してはいけません。駅員は赤の他人であり、あなたのことを助ける義理はありません。法的にも駅員には犯人を逮捕する権利はありませんから、助けを求めたとしてもなにもできません。

暴行を受けた、痴漢を受けたと、明らかに自分が被害者であっても、駅員は助けてくれません。特に通勤時などは、ダイヤの乱れやマナーの悪い客の対応などで、駅員も忙しくしており、できるだけトラブルを避けたい、対応したくないと思う駅員は多いです。時には、痴漢を受けたと嘘をつく人もいますから、いちいち対応してられないという事情もあるかもしれません。

あくまでこれ以上被害を受け続けないために、自分を守るという意味で駅員を使いましょう。

警察は自分で呼ぶ

警察は必ず自分で呼びましょう。また、電話してから警察が到着するまで、5分~10分はかかるので、できるだけ早く電話します。もちろん110です。

駅員がいる場合でも、自分で警察に電話します。僕の体験でも、少なくとも5回は警察を呼んでくれと頼みましたが、駅員は呼びませんでした。トラブル対応マニュアルに「警察を頼まれても呼ばない」と書いてあるのでしょうか?

110をすると、警察はスマートフォンの位置を逆探知します。口頭で現状と場所を説明できればよいですが、相手を刺激して暴行を受けそうだったり、犯人が逃げてしまいそうな場合は、自分の身を守ることと、犯人の確保を優先させます。電話さえ繋がっていれば警察は勝手に来てくれるので、現場に集中することが大切です。

この点、女性は非常に不利です。もし痴漢にあっても、逃げようとする男性を押さえつけるのは体力的に難しいです。実際に、痴漢に会った女性のほとんどが泣き寝入りしているという現状もあります。

証拠を作る、写真・ムービーを撮る

大きな傷害を受ければ、罪が重くなるので警察も動いてくれます。ただ、少し蹴られたり髪を引っ張られたくらいでは見た目には傷ができませんし、痴漢も犯人が白を切ればわかりません。指紋を採取して証拠に・・・というのは現実ではかなり難しいです。犯人以外の指紋も無数についているでしょうし、満員電車の中でたまたま手が当たったといえば済みます。そもそも指紋だけとれても、どこの誰なのかわからなければ探しようがありません。

怪我をしたりあざができた、ものが壊れたという場合は、まずは写真をとりましょう。そして可能であれば、犯人の顔も隠し撮りします。もし余裕があれば、絡まれている間ムービーを流しておけば、音声なども記録できます。ただし、直接的に撮ってしまうと相手を逆なでしてしまい、暴行を受ける可能性もあるので気を付けましょう。

駅員も、周りにいる人も誰も助けてくれません。あとから証言してくれる人なんて見つからないです。自分で証拠をつかんでおくことが重要です。

また、怪我をした場合にはかならず病院に行き、医師に診断書を書いてもらいます。擦り傷程度だから大丈夫と言ってしまうと、あとから怪我をしたと主張しても、診断書がなければ傷害の証拠として使えません。診療費は最初は自腹で払う必要があります。もし犯人が捕まり示談となれば、領収書が必要になるのでしっかり保存しておきましょう。

事件に巻き込まれないことが一番大切

なによりもまず、事件に巻き込まれないようにすることが大切です。女性が満員電車に乗る場合は、女性専用車両に乗りましょう。不審な人物がいれば、できるだけ早くその場から立ち去ります。

僕の場合も、犯人がイライラしていたので次の駅で降りようと思っていたのですが、その前に絡まれてしまいました。駅につくのを待たずに、立ち位置を少し離れるべきだったかもしれません。

防犯グッズを携帯するのも一つの手です。いざトラブルに巻き込まれると、どんな人でも少なからずパニックになってしまいます。防犯グッズが鞄に入っていれば、落ち着きやすくもなります。とはいえ、防犯グッズを不用意に使うのも危険です。正当防衛もどこまで適用されるのかという線引きは難しですし、冤罪の可能性もありえます。

トラブルになる前から危険を察知するように意識するのが重要です。

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『泣き寝入りしない!電車内での暴行・痴漢対策』へのコメント

  1. 名前:通りすがりの事務員。 投稿日:2016/07/24(日) 21:10:10 ID:36ac95941 返信

    大変な経験をされましたね。
    私も悪名高い電車で毎朝通勤しているため、嫌な思いをよくしますし、絡まれている人を見て怖くなったりもします。
    この記事はとても参考になります。もしもの場合はできるだけ落ち着いて自分で警察を呼ぶように心がけます。
    貴重な体験談と対策をありがとうございました。
    月曜からの出勤がまた気が重いです;
    世の中どうしてこんなに話の通じない乱暴な人が人が多いのでしょうね(>_<)。
    今後も管理人さまも私も無事でいられるように祈ります。

  2. 名前:しろうさぎ 投稿日:2016/12/18(日) 01:10:19 ID:c7a3c18aa 返信

    ものすごく共感した記事でした。
    私も男性に車内で暴行にあった時、(痴漢ではなく暴力)
    駅員もそうですが、乗客も味方になってもらえず、電車を止めて迷惑な人という総攻撃に遭いましたから。
    乗客にいたっては目撃もしていないのに「その人は殴っていない」なんて証言する人も
    出てくる始末でした。
    乗務員は客であるその男を力づくで降ろすことは出来ないそうです。
    客の身体に触れ降ろす行為は乗務員自身が暴行加害者になるとか言ってました。
    どうしても納得できなかった私に「次の駅に警察に来てもらうよう電話したから次で降りるよう」と言われ電車を発車させました。
    次の駅に着き、扉が開いた瞬間、加害者の男はダッシュで逃走。
    私は一人で警察に行き、被害届等出しました。
    駅員だけでなく、乗客も誰も味方してくれません。
    電車内に防犯カメラの早期設置実現を心から望みます。

  3. 名前:おばさん 投稿日:2017/05/16(火) 22:02:36 ID:4d97737f3 返信

    私は今朝目の前で荷物が当たったと後ろの男性に恫喝する男を見逃せず、
    終点で皆降りますので、被害者と、怒鳴り声を浴びせながら歩く男との間に入り「もうやめなさい」と言いました。
    男は私を小突いてきましたが無視し被害者とさっさと先に歩きました。
    始発でいつも同じメンバーなので顔は覚えられていると思います。
    明日の朝が怖いです。
    しかし昔はすぐさまオッサンたちが止めに入ったものですが今の人たちには勇気も興味もないようです。それで私のような女がしゃしゃり出るしかないのです。

  4. 名前: 投稿日:2017/10/05(木) 11:17:35 ID:ddf919d61 返信

    自分の経験と同じこちらの記事に深く共感しました。
    私は管理人様ほど激しい暴力を受けはしませんでしたが(肉体的にも精神的にも本当にお辛かったですね)反省も無くこちらをののしり続けながら逃げようとする男を相手に、女一人で立ち向かいました。電車が止まり、大騒ぎになっていても誰も助けてくれず、結局は掴んだ腕を振り切られて逃げられてしまいました。
    突然、他人から受けた悪意や周囲の無関心によって味わう孤独感と恐怖は今でも思い出すだけで気分が滅入ります。
    自分の身は自分で守らなければならない世の中だと痛感しています。
    加害者は、多少のことをしても何も言わなそうな相手を選んでいるのだと思います。
    皆が泣き寝入りをしないで声を上げていけば、少しずつ加害者も減り、電車内のトラブルは少なからず減っていくのではないでしょうか。

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