新卒就活で成功するたった1つのシンプルな方法

学生時代の僕も含めて、学生は就職活動について間違ったイメージを持っている人が多いと思います。特に就職活動中は、自分の価値を低く見てしまう学生が多いと感じます。

「企業が学生を採用してあげる」「雇っていただく」といった企業のが立場が強く、学生が低姿勢になるのは間違いです。

これは学生のみならず、すべての労働者にも言えることかもしれません。日本では労働者の立場が低く、いわば企業にいいように使われているというのが現実です。実際に立場が低いのだからしょうがない、給料がもらえるのならそれでいい、という人は多いのですが、声を上げない人や現状を変えようとしない人ほど、悪い労働条件のもとに働いている傾向にあります。

労働環境の良しあしとは何でしょうか?給料が低い、待遇が悪いと言う人は、なかなか職が安定しません・・・理想に対して能力が追い付いていないのか、自分にあった職場を見つけられていないからでしょう。これはこれから就職活動をする学生にも同じことが言えます。

最初に入社する会社は、あなたの人生に大きな影響を与えます。就職先の選択次第で、その後の働き方や、仕事に対する考え方も大きく変わってきます。どのような会社を選ぶべきなのか、また就職活動や面接ではどのようなアピールをするべきか考えていきます。

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新卒採用の目的は?

あえて言われなくても分かっていると思う人は多いと思いますが、企業は利益を出すことが最大の目的です。ここでひとつの疑問がわくと思います。なぜ企業はもっと経験を積んだ人を雇わずに、学校を出たばかりの右も左もわからない学生を採用するのでしょうか?

学生を採用するとお得だから?何がお得なのか?
学生を採用した方が安いから?

経験者よりも学生の方が安く雇えるからお得、と思う人は多いですが、これはよくある勘違いです。もちろん、経験者と比較して新卒採用で取った社員の給料は低いので、費用は安く抑えられそうです。しかし、新卒社員は、売り上げを出すことができません。少なくとも半年は売り上げ0という期間が続くでしょう。

新卒の月給が20万とすると、半年で120万円のマイナスとなります。さらに新人教育や、パソコン、などの備品、交通費など、諸費用を合わせるとさらに赤字は増えます。経験者を採用すれば、月給こそ上がるものの、即戦力として売り上げを出してくれればプラスです。

実際に新卒採用はどこの会社でもしているわけではなく、ベンチャー企業や中小企業では新卒をとることはごくごく稀です。必ずマイナスとなると分かってなお新卒採用するのは、一部の成長企業と大手企業だけです。

では、なぜ赤字を負ってまで新卒採用するのでしょうか?経営者の視点で考えてみると、その答えが見えてきます。

経験者をひとり雇うのに200万円必要

どんな企業でも、会社を立ち上げた当初は少しの余裕もありませんから、経験者採用しかしません。人をひとり雇うというのは非常に大きなリスクがあり、採用の失敗が会社の倒産に繋がることも珍しくありません。即戦力となり会社を成長させてくれる人材に出会えるか否かが、企業のカギとも言えます。

しかし、即戦力となり売り上げを伸ばしてくれる経験者採用には、大きなデメリットも潜んでいます。それは、人が辞めてしまうリスクです。

人をひとり雇うのは非常にお金がかかります。

就活の際はマイナビやリクナビを利用していると思いますが、学生は無料で使えますよね。でもおかしいと思いませんか?なぜ学生はマイナビ・リクナビといった求人サービスを無料で使えるのか?

マイナビもリクナビもボランティアでやっているわけではありませんから、どこかから利益を出しているはずです。答えは、求人募集をしている企業からお金がでています。求人サイトにはずらーっと求人がでていますが、企業はサイトの枠を購入して、求人広告を出しているのです。

リクナビNEXT掲載料金

リクナビNEXT(転職者向け求人サイト)に広告掲載を載せると、1ヶ月で最大180万円の掲載料金がかかります。掲載情報の文章量によって料金がかわり、写真やピーアル文の無い最低限の広告でも1ヶ月20万円します。写真と企業説明を載せられる、もうひとつグレードアップした35万円のプランが実用に耐える最安プランでしょう。もし求人広告を半年間掲載すれば、210万円の費用が発生します。

リクナビ2017掲載料金

リクナビに新卒採用の求人広告を出稿すると、東京・大阪・愛知・埼玉・千葉・神奈川・京都・兵庫の場合は90万円、それ以外の地域では50~90万円の費用がかかります。半年掲載で、540万円の費用がかかります。

さらにオプションでDMを配信したり、スカウトメールなどを発行する場合は、求人告知メール1000通で28万円、個人に直接送れるダイレクトメールは100通で12万円します。

求人費用はこれだけでは納まりません。何百人という応募者の問い合わせ対応や、面接の日程調整のため、人事担当が必要です。例えば人事の人が1ヶ月つきっきりで求人の仕事をしていれば、人事担当の1か月の給料が求人費用として上乗せされます。また、説明会や面接には役員や社長など、会社の幹部が勤めることが多いですが、その面接時間もコストになります。もし会社に十分な広さの部屋がなければ、説明会のために貸し会議室やオフィスを借りる費用も必要になります。

採用人数の少ない中小企業が経験者を採用する場合は、広告掲載プランよりも人材紹介サービスを利用することが多いです。これは、企業の求める人材を求人会社が紹介し、無事に入職した場合に紹介手数料を支払うという仕組みです。紹介手数料は職業や人材の能力によって変動しますが、一般的には年収の30%前後が相場です。つまり、年収500万円の人をやとうためには、150万円の紹介料が必要となるのです。

もちろん人材紹介プランでも面接が必要ですし、入社の連絡や手続きなども含めると、ひとりの人を雇うのに200万円くらいはかかってしまいます。人を雇うのはとにかくお金がかかるのです。

3年以内の離職率

これだけ時間とお金をかけて雇った人に、数カ月や数年という短期間で辞められては、赤字になってしまいます。中途採用の離職率は3年で3割という統計があり、つまり10人の会社であれば、毎年ひとり退職する計算となります。毎年200万円の採用費がかかってしまうことになります。

新卒に求めるものは会社へのロイヤリティ

退職理由ランキング
1.上司・経営者の仕事の仕方に不満
2.労働時間・環境に不満
3.人間関係
4.給料が低い
5.仕事内容に不満
6.ワンマン社長に不満
7.経営方針・社風が合わない
8.キャリアアップのため
9.昇進・評価に不満

中途採用のデメリットは採用費用が高い上、離職率が高いことです。中途採用は、以前働いていた職場と仕事内容や待遇を比較する傾向があり、またすでに転職経験があるので、もう一度辞めるのにも抵抗が少なくなっています。

中途採用は経験を積んでいる反面、社風や経営方針を軽んじる人も少なくありません。大きな声では言わないものの、ノルマを達成していればいい、給料分働けば良い、条件が悪ければ転職してしまえばいい、という考え方を持っている人は少なくないでしょう。

経営方針や社風は、会社全体の結束力を強くし、企業のイメージや仕事の質、つまりサービスの価値にも影響します。例えば時間に厳しい社風であれば、納期を守る会社として評価されます。

中途採用者は言わば、この社風を乱す可能性のあるリスクになります(もちろん全員ではありませんが)。

企業があえて、即戦力とならない新卒を赤字覚悟で採用するのは、経営方針と社風を育てるためです。

新卒は言ってしまえばまっさらな赤ちゃんの様なものです。変な知識や概念がまだ頭の中に入っていないので、企業は自社の社風一色にすることができるのです。自社の言葉遣い、考え方、身の振り方など、思うとおりに育てることができ、会社の目指す社風を育てやすいのです。

新卒入社の離職率は3年までは3割と、中途採用と同じ水準ですが、それ以降に残るメンバーは企業への忠誠心が非常に高い傾向にあります。定年退職まで会社に勤め続ける人もいるでしょう。離職率が常に3割の中途採用と比較すると、最初の教育費は必要ですが、40年間会社に勤めてくれる人材に育てば、非常に大きな資産となります。

就職活動のキモは忠誠心

企業が新卒社員に求めているものが分れば、就職活動に必要なものも分かってきます。

よく学生が面接で、こんな仕事をしたい、こんなことを学んできた、といったアピールをしますが、結局どれだけ勉強ができる学生でも、始めて売り上げが出せるようになるまで半年はかかります。もちろん勉強ができれば、仕事も熱心にしてくれるだろうとプラスにはなりますが、結局、入社後に仕事の仕方を再教育するので、そこまで重要視はされません。

大きな夢を語ったり、起業の野望があるというのは、むしろマイナスになります。企業はずっと会社で働いてくれることを望んでいますから、自社のノウハウだけ吸収して独立されてしまったら、採用費と教育費を取り戻せませんし、もしかしたらライバル企業ができてしまう可能性すらあります。

就職活動の面接で満点の回答があるとすれば「経営方針の○○に共感し、社風の○○を身に着け、主力サービスの○○を社会に広めたいです。」といったところでしょうか。

2・3回の面接で学生がどんな性格なのか、将来どのように育つのかは企業側も分かりません。言ってしまえば、学生が面をかぶってしまえば、企業は簡単に騙されてしまいます。

とはいえ、経営方針や社風に共感できないまま入社してしまうと、後々、会社が合わないと感じ、結局転職してしまう事になりかねません。たとえ有名企業や大企業であっても、経営方針や社風に疑問を持ったまま入社してしまうのは、結果的に自分のためになりません。

もしここの会社で働きたいと本当に思うのなら、その熱意を伝えることが最大のアピールとなります。たとえ有名企業や大手企業であっても、基本的に企業が新卒に求めるものは変わりません。ライバルが偏差値の高い大学出身であろうと、何かの受賞歴があろうと関係ありません。

面接官や経営者にとって、学生が10年後もその会社でしっかり働いてくれるイメージができれば、内定をだしてくれます。就職活動で注目すべきは、企業の経営方針と社風に共感できるか否かという一点だけです。

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『新卒就活で成功するたった1つのシンプルな方法』へのコメント

  1. 名前:yoshihiko 投稿日:2016/03/02(水) 10:23:48 ID:e58ac4842 返信

    こんにちは。
    冒頭の日本では労働者の立場が低く、いわば企業にいいように使われているというのが現実です。
    なぜ経費をかけてまで新卒採用か?
    などなど、納得のいく、腑に落ちることばかりでした。
    このようにやってこられた社会が崩壊に向かい、労働の対価がない今ですよね。
    企業も力をなくしていき、最終的には雇えなくなってリストラなんて最悪ですよね。
    自分の力を育てる事って本当に大切なことだと、改めて思います。

    応援完了です!

    • 名前:管理人 投稿日:2016/03/02(水) 13:20:07 ID:dd330f597 返信

      コメントありがとうございます!

      とりあえず大学に進学し、就職すれば一生安泰という考え方はもはや通用しませんね・・・
      yoshihikoさんのブログも拝見させていただきました。参考にさせていただきます!

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