SEOは詐欺サービス。費用がないならPPC広告にすべし

僕はもともと、いわゆるwebの広告代理店に勤めており、SEOをはじめ、リスティングやさまざまなwebマーケティングの仕事に携わってきました。その中でも、特にSEOは詐欺サービスだなと思いました。別に元会社が嫌いで批判しているわけではなく、どこの会社でもSEOで食べていくには厳しい時代なのではないかと思っています。

1.SEO施策のコスパが悪くなっている
2.SEOの変化に担当者が対応できていない
3.ニッチキーワードの成果を誇大広告する

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SEO施策のコスパが悪くなっている

SEO施策といってもさまざまあります。あらゆるSEO施策の中でも、特に僕が効果のあると考えている施策は「オリジナルコンテンツ」の作成です。これは僕だけではなく、他のSEOブログなどでもよく言われていることですね。

では、オリジナルコンテンツとは具体的に何でしょう?この定義も非常に難しいです。消費者の声を集めたインタビュー記事もあれば、読み手の興味を引きやすい漫画を使った記事などもあります。

しかし、実際に駅でインタビューした記事の方が、ライターが空想で考えた口コミよりもSEOが強くなるのかといえば、そうでもありません。また、本当に漫画を記事にいれたからSEOが上がったのか、もしかしたら漫画がなくてもSEO評価は十分にあったかもしれません。

僕は、SEOの評価が上がるさまざまな要因の、特に重要な指標として「文字数」があると考えています。

もちろん、文字数が少なくてもSEO評価の高いページは沢山あります。しかし僕の経験則から、SEO評価の高いサイトは往々にして、文字数の非常に多いコンテンツをサイト内に持っています。

googleの検索エンジンも性能は上がったとはいえ、基本的には「文字」ベースで認識しています。画像にしても「alt」タグでどんな内容なのかを伝えてあげないと、googleは判別ができません。例えば漫画コンテンツの場合は、漫画そのものというよりも、漫画によって直帰率が減ったり、滞在時間が伸びたことによって、ユーザー評価が高いと認識され、SEO評価が上がるという仕組みでしょう。

文字の多いコンテンツであれば、筆者の意図をより正確に読者に伝えられますし、より詳しい情報を盛り込ませることができます。文字数が多ければ、ユーザーのページ滞在時間が伸びますし、サイトに興味を持ったユーザーは、サイト内の別のコンテンツも見てみたいと思うかもしれません。結果的に、SEO評価の高いページは、文字数が多い傾向にあるというわけです。

そして、このコンテンツに含まれる「文字数」が昔よりも増加しているのです。具体的に数字を出すと、数年前であれば、2000文字前後あればSEO効果は十分だとされていたのが、現在では5000文字以上のボリュームを持つコンテンツが増えています。

ここで気が付いた方もいるかもしれませんが、コンテンツの文字量が増えるということは、記事の制作コストが高くなるということです。専業アフィリエイターであれば、いわば時間は無限ですが、会社員は「工数」が発生します。記事を外注するのであれば、外注費が必要です。

単純に昔の感覚で記事を制作していれば、2000文字から5000文字に2.5倍の文字量となるので、コストも2.5倍になります。

具体的な数字をだせば、プロのライターに記事制作を依頼すると、安価なもので1文字3円~5円、ニュース記事や雑誌記事レベルになると、1文字10~15円くらいかかります。しっかりとした記事で5000文字書いてもらおうと思うと、5万円のコストがかかります。取材費や写真素材は別途かかると思うと非常にコストがかかります。

また、これはあくまで記事を外注しただけで、SEOのノウハウを持った人のチェックが必要でしょう。SEOという言葉は他業種でも認知はされはじめましたが、SEOを意識したライティングのできるライターさんはまずいないでしょう。

タイトルの推敲や、hタグの構造決め、ページのカテゴリ分け(これは記事を投げる前の段階かもしれません)など、SEOの観点から記事を構築する必要があります。SEO担当者の打ち合わせや、チェックの工数を入れると、1記事作成するだけでも、原価が10万円以上する可能性もあるのです。

さらに会社の利益を上乗せすると、1記事15万円などといったかなり高額な商材となってしまうのです。もちろんこんな高い商品は売れませんから、記事コストを下げたり、SEO担当者が残業するなどと質を下げるしかないのです。

実際に僕がいた会社の場合は、文章量が多く、写真などの装飾もつけるAクラスと、文章のみでクオリティも下がるBクラスの2つのサービスを持っていました。Bクラスのサービスの場合は、アルバイト契約している学生や主婦に、1記事2000文字500円で書いてもらい、ちょこちょこSEO担当者が修正する程度で、原価3000円くらいでした。Aクラスの場合は社内ライターさんが3時間くらいかけて作るもので、調査費もこめて原価3万円ほどと言ってました。Aクラスは5万~10万、Bクラスは1~3万円くらいで売っていたと思います。

SEO効果というと、安価なBクラスは当然のこと、Aクラスでも効果は「?」という感じだったみたいです(笑)

SEOの変化に担当者が対応できていない

SEO担当といえど、そればかりしているという人は少ないのではないでしょうか。通常はサイト制作や、バナー作成といった他の業務をしながら、SEO施策も担当するといった形でしょう。

中には「システムエンジニアならSEOもできるでしょ」といった、上司の勝手なイメージで押し付けられているSEO担当者もいるのではないでしょうか。

僕のいた会社では、昔から比較的SEOを意識していた会社だったこともあり、それなりのSEOノウハウがありました。しかし、昔からSEO施策をしていた名残が「あだ」となっているところもあり、例えば、タイトルにとにかくキーワードを詰め込んだり、コンテンツボリュームのないサテライトを大量生産するといった、古い手法を今だにしていました。

また、記事の質はもちろん大切ですが、良質な記事も一目に触れなければ意味がありません。サイト内の別の記事からの流入や、SNSでの拡散などによってユーザーから評価を受けるきっかけが必要です。

僕の勤めていた会社では、良質な記事はもっているものの、なかなかSEOの上がらないサイトがありました。というのも、そのサイトは新規で立ち上げたため、サイト内に記事数が非常に少なかったのです。良質なコンテンツといえど、サイト内に10記事程度しかなければ、いつまでたっても評価はされないでしょう。アフィリエイターの作成するサイトでは、最低でも100記事は入れろというのが常識ですから、勝負台にも立てていない状態だったのです。

この原因は、前節でも触れましたが、良質な記事を作るにはコストがかかるからです。原価が1記事3万円した場合(うちの会社の場合)、10記事つくるだけでも30万円もしたわけです。アフィリエイトサイトのセオリーどおりに100記事作ろうと思ったら、300万円も費用がかかりますから、当然無理というわけです。

ニッチキーワードの成果を誇大広告する

会社にいたころに「詐欺だな」と思った最大の理由は、ニッチキーワードで順位が上がったことをクライアントに上げていることでした。もちろんビッグワードで上位表示させることは並大抵ではできませんから、苦し紛れの報告をしていたのでしょうが、結局はニッチキーワードで順位が上がっても流入は増えませんし、成果も期待できないので、詐欺といっても間違いないでしょう。

また、SEO担当者がニッチなワードの成果を、さもすごいことのように言うので、SEOを表面的にしか知らない営業担当はそれを鵜呑みにしてしまい、実に哀れな状態になっていました。

また、別の施策の効果を、記事追加による成果として報告している場合もありました。

例えば、リスティング広告を出稿すると、流入が増えることによってページの評価のきっかけとなり、SEO効果があります。あるクライアントサイトで、コンテンツページが20記事程度の小規模なサイトながら、リスティングをかけたところ、かなり良いキーワードで1位・2位のSEO表示がされました。

これをSEO担当者が記事追加による成果として報告したため、クライアントはコストカットのためにリスティング出稿を停止してしまったのです。結果的にビックワードでのSEOも落ちてしまい、リスティング流入もないので、今となっては訪問者がまったく無いサイトになってしまいました。

ちなみに、リスティングによってSEO評価が上がるということはなく、あくまでリスティングによって流入した人の評価が、SEOに反映されます。かならずしもリスティングをかけたからといって、サイトのSEO評価があがるとは限りません。

ただ、新規サイトの場合は、どこからも流入がないので、リスティングを起爆剤としたSEO施策というのは非常に有効な手段です。しかし、リスティングを止めてしまうと、それだけ流入は減ってしまいますから、コンテンツボリュームをしっかりと備え、SEOを高めていないと、体力不足で次第にバテてしまい、SEO順位も下降してしまう可能性があります。

googleの検索エンジンの性能は非常に高くなっており、一昔前のように大量にリンクを張ったり、記事を大量投下するといった、機械的な手法ではなかなか成果が上がらなくなっています。とはいえ、企業として利益を上げるためには、コンテンツの作りこみはコスト増になってしまうというジレンマがあります。

僕から言わしてみると、効果の不透明なSEOサービスを頼むなら、リスティング広告を出したほうが、短期間で明確な成果がでます。ブランド名のキーワードを拾うといった基本的なSEOや、すでにリスティングを出稿しており、プラスアルファの流入が欲しいというのであれば、しっかりと予算を準備し、入念に企画を練ったプロジェクトとして依頼することをおすすめします。

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