ホワイトハットSEOはコスパ最低。専業アフィリエイターが強いワケ

現在SEOの主流と言われるホワイトハットSEOは、簡単に言えばコンテンツの作りこみです。googleという機械に対しては、デザインや写真を認識させることは難しいので、検索エンジンがいかに進化しているとはいえ、今のところ「オリジナルの文章」の作りこみがキモとなっています。

そして、このオリジナルの文章、オリジナルコンテンツの作りこみは、手間と時間がかかり、さらにSEO効果がでるまで非常に時間がかかります(もしかしたら出ない可能性もある)。

企業に勤めているまたは務めていた方であれば当然ですが、なにかしら稟議書を上げるためには、施策に対しての効果が求められます。それも数日~数週間といった短いスパンで利益が出せる施策でなければ、ほとんどの場合は採用されません。

SEO効果の高いオリジナルコンテンツの例

・一定量以上のボリューム(5000字以上)
・他のブログや情報サイトにない内容
・タイトルの作りこみ、文章構造の設計
・購買促進(call to action)や他ページへの遷移ボタンの設置

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SEOは起業との相性が最悪

まず基本的に、ページ内に「文字量」が多いことがSEOの基本です。もちろん文字数が少なくてSEO評価の高いページは存在していますし、googleも文字数によって評価をすることは無いと断言していますが、経験則から言うと、SEOに強いサイトは往々にして文字量が多いです。

またこの「文字量」の数字も、年ほど前は2000~3000文字もあればボリュームの多いページと言われていましたが、最近ではさらに文字量が増加傾向にあり、5000文字~というページも珍しくありません。

文字量が多ければ、単純にユーザーの滞在時間が伸びますし、筆者の伝えたいことを細かく説明できるので、ユーザーの理解も深まります。文字数が多いことがSEO効果があるのではなく、文字数が多いことでユーザー評価が上がり、結果的にSEO効果が高まるというわけです。

しかしこの「文字量」というのが、ブログとして個人が書くなら問題はないのですが、企業が仕事として制作することになるとコストとして重くのしかかってくるのです。

例えば起業がライターに文章を外注すると「1文字いくら」という費用がかかります。もちろん内容によってもピンキリで、調べもののない雑記であれば1文字2~5円、ニュース記事やインタビュー記事となると取材費なども入るので、1文字10~15円します。本気でSEOを高める記事を作るなら、当然、取材などを含めた質の高い記事が必要となります。1文字10円としても、5000文字で5万円の記事コストがかかるわけです。

SEOはみなさんもご存じのとおり、1ページ作ったところでどうにかなるものではありません。しっかりしたサイトコンテンツを持たせるためには最低でも30~50記事は欲しいですね。しかし、30記事つくりたいので、150万円の予算をくださいと稟議書を上げて、果たしてGOがでるでしょうか。

僕が会社員時代に、会社が何人かのライターさんをバイト契約していて、定期的に記事作成を依頼していたのですがひどいものでした。どんな内容でも1記事あたり500円というあいまいな契約で、文字数は大体2000文字前後でした。単純計算で1文字0.4円なので、非常にブラックな契約ですね(笑)

契約がブラックなら、あがってくる記事もブラックでした。あきらかに他サイトからのコピペだというものや、勝手に語り手がキャラクター付けされており「○○じゃ」という語尾がついているモノまでありました。依頼指示方法を工夫したりもしましたが、結局のところ格安ライターというのは、暇を持て余した学生や主婦なので、クオリティーには限度があります。

また、コンテンツはただ読んでもらうというだけでは不十分で、アフィリエイトバナーを踏ませたり、商品購入をしてもらう必要があります。ただの日記ではだめなのです。バイトのライターにそこまで求めることは不可能なので、最終的にはマーケティングのノウハウを持った人がリライトするという手間=コストも発生してきます。

現在のSEOで高い評価を得る施策をするためには、初期費用が高すぎるというわけです。

SEOはいつ上がるか分からない。成果が不透明

SEOは「いつ上がるか分からない、ずっと上がらないかもしれない」のが基本です。

しかし、企業はできるだけ短いスパンで効果があることを求めます。「半年後にSEOが上がり、利益が黒転するのは1年後です」という企画は会社では通りません。

コンテンツの作りこみは種まきです。しっかりと作りこんだ100記事のうち、SEOが上がってくるのは2割程度です。かといって他の8割の記事は作らなくてもよかったのかというとそうでもありません。他の記事から、関連記事として読まれたことで、SEO評価が上がっているという可能性もあります。

つまり、どの記事がどれくらいの効果があったのかという、費用対効果を明確には出せないのです。

会社は利益率が低い。仕事に時間がかけられない

専業アフィリエイターの強みは、作りこみが無制限ということでしょう。会社務めであれば、記事ごとにコストがいくら、打ち合わせや修正の工数がいくら、と何から何までコスト換算で動きます。もちろんアフィリエイターも生活がかかっていますから1日1記事というスローペースでは食べていけません。

会社であれば売り上げ報告書作成や、打ち合わせ、相談、思わぬ差し込み業務などもよくあるでしょう。しかし専業アフィリエイターであれば、例えば、FXのサイトを作ると決めたら1か月間記事を書き続けるということもできます。

会社員時代には、僕ひとりで30サイト以上を管理していました。ジャンルもバラバラなので、当然それぞれの知識は素人同然です。専業アフィリエイターであれば自分で決めた、自分の強いジャンルに絞って作ることができますから、勝負になりません。僕はSEOを知れば知るほど、会社勤めでは限界があるなと感じました。

会社員は、給料の3倍は売り上げを出さないといけないと言われています。この3倍の根拠はというと、

1.給料分
2.人件費・後輩の教育費
3.設備費・会社の利益

1の自分の給料分は当然です。また、だれしも働き始めは、利益なんて出せません。そのため、先輩が、後輩の分まで利益をだし、教育費を捻出するという仕組みが必要なのです。加えて、求人費用もかかります。一定規模の会社になると、毎年誰かしら退職をするのは避けられないため、その分人員補強をしなければなりません。この人材募集と教育費というのは、けっこうバカにならないコストがかかります。

会社を維持するためには、オフィスの家賃や電気代などの支払いが必要です。もちろんデスクを買ったり、パソコンを新調するのにもお金は必要です。これらもすべて、当然社員の売り上げがあってこそできます。そして会社の利益も必要です。はっきりといえば会社の利益が最優先です。

会社員であれば、60万円の売り上げを出して、20万円は会社の利益、20万円を人件費や会社維持費、残りの20万円が給料として支払われます。会社の利益率は10%~30%です。600万円の商品を売って、やっと60万円の売り上げとなり、20万円の給料が払われます。

専業アフィリエイターの場合は、この比率がかなり下がります。もちろん利益がすべて給料とはなりませんし、SEO以外で広告も活用してる人はまた計算が複雑になります。でも人件費や維持費は必要ありませんし、会社の取り分と自分の給料はいわば同じ意味となるので、利益率は非常に高いです。

アフィリエイトは、商材は広告なので、仕入れ費も維持費もかかりません。20万円の成果がでれば、20万円まるまる利益になります。

簡単に言えば会社員は持ちつ持たれつで、新卒など自分が利益を出せなくても、一定の給料がもらえます。もちろん仕事ができるようになれば、自分の利益から後輩を教育する費用が出されることになるので、成果に対する報酬の比率は下がります。

一方で専業アフィリエイターは、利益の分配が無いため、利益率は非常に高いです。もちろん利益が出ていなければ、誰も助けてくれないのでリスクは高いです。僕は、この利益率の高さが、仕事の質に影響すると考えています。

アフィリエイターは今の利益が20万円でも生きていけますから、時間をめいっぱい使ってサイトの作りこみができます。じっくりと腰を据えて数時間かけて記事を書き込むことは珍しくありません。1記事に3時間かけて、今日の成果は記事3本ですといったら、会社では怒られるでしょう。まして、それを1か月続けることは不可能です。でも専業アフィリエイターなら、それは十分に可能です。5000文字の記事を1日3本つくれば、月に60本たまりますから、非常に強いサイトが作れます。

今後のSEOビジネスはどうなる?

僕が業務の片手間にバイトのライターに依頼して投下していた記事では、SEOが上がらないのも当然です。もはや企業の時間感覚で作るコンテンツでは、SEOで勝負するのは不可能となってきているでしょう。こういった意味で、ホワイトハットSEOは専業アフィリエイターの独占市場となっていくのではないかと思っています。

もちろんLIGのように圧倒的なコンテンツ力でSEOを維持している企業は存在しています。しかし、実際のところLIGの内情はかなりブラックに近いのではと思っています。サイト制作の業務に加えて、あれだけのコンテンツ制作を持ち回りで行っているわけですから、社員の負担は大きいでしょう。それにLIGは数少ない成功企業のひとつです。SEOに不慣れな一般企業では、webサイトという箱の用意まではしても、定期的なコンテンツ投下というコストをかけ続けることはできないでしょう。

クラウドを利用したフリーランスの共同制作が主流になる
もうすでにチラホラでてきていますが、今後のアフィリエイトサイト制作で主流となるのは、アフィリエイターやデザイナーのフリーランス同士が共同で制作していくスタイルでしょう。

専業アフィリエイターが強いとはいえ、個人でやるには限界があります。もっとシステムを組み込んどサイトを作りたいとか、もっとデザイン性のあるサイトを作りたいといった場合は、やはり専門知識がないと難しいです。

そこで数年前から徐々に増えてきている、クラウドワーキングに注目が集まっています。足らない技術があれば、専門の職人さんに頼んでしまえばいいのです。

その一例として、アフィリエイト業界では有名ですが、薬剤師求人サイトを紹介するアフィリエイトサイトの「ドラおじさんの薬剤師・転職相談室」があります。

ドラおじさんの薬剤師・転職相談室

主にSNSで多数シェアされてSEO評価が高まっているようで、2014年に開設した比較的新しいサイトながら、競争の激しい薬剤師求人業界で、高いSEO順位をもっています。

僕はまだまだここまでのサイトを作るディレクション力もデザイン力もないので、とにかく参考にするばかりですが、将来的にはこのレベルのサイトが作れるようになりたいですね。

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